２０1１年度登頂見聞録-02

７／２６（火）  五社権現奥ノ院-屏風沢(大沢)下-ゲレンデ-風の草原-原田新道-飯縄山1917m-霊仙寺山1875m歩行時間：約230分   朝には雨も止み太陽がちらちらと照らしていた。そんな林に囲まれた駐車場を７時５５分ごろ出発した。霊仙寺跡を通って一旦林道に出て直ぐに左への霊仙寺跡への歩道へと歩いた。五社権現奥ノ院跡から右への霊仙寺山登山道に入った（山頂へ２時間）。ほんの少し営林軌道跡を歩き左尾根へと登り快適に歩き、［屏風沢(大沢）標高950m・山頂へ4km高山へ3.3km］の看板に８時３分に着いた。       原田新道への道  　大雨で登山道の枯れ葉などは流され綺麗に掃き清めたようになっていた。竹藪の尾根道も次第に急登となってゲレンデへの分岐地点に８時４４分に着いた。その儘ほんの少しトラバースしてゲレンデに出たが、小生の肩ぐらいに蕨や野ばらにススキなどが覆い繁っていた。一瞬に躊躇ったが潔くゲレンデを南方へと下った。ズボンと靴はビショビショになりながらパノラマコースを下り草の刈られた歩道に出た。その儘下ったら看板が立っていた。［風の草原１０００m・展望台200m・スタート地点750m］を確認したがスタート地点へと下って改めてこの地点へ戻って展望台と称するところへと歩いた。 「原田道                      おどろ迷い                            飯縄山」・・・雲劉 「はてさての                 原田道は                           やぶ飯縄」・・・雲劉 「飯縄に                      むら雲ゆくに                                   暑き峰」・・・雲劉 ゲレンデにある標柱 原田新道は展望点方面へ   展望台と称する所まで草は刈られていたがその先は草木に覆われていた。以前ここから登ったのかなと記憶を思い出しつつ、９時５５分に草木の藪へ突入した。足元も分かりにくく細枝をかき分けて入って行ったら何となく記憶を戻しつつ登山道らしくなってきた。以前来たときには橋があったが今回は橋はなく石づたいに飛んで渡って這い上がって不明確な山道を歩いた。道は次第に右へとカーブしてそのまま歩いたら川沿いに歩いていた。これは奇怪しいなと気づいて左側の尾根へと直登したら登山道に出た。   ホッとしながら高度を稼ぎ森林限界を過ぎ。時々大きな石が見え出し笹原を漕ぎ正面に大きな［飯縄山］の看板が見え出した。時々ガスる誰もいない飯縄山の山頂に１１時５６分に着いた。食事後瑪瑙山への分岐から霊仙寺山(れいせんじやま)への急下降をして笹に濡れながら尾根を歩き登り返して分岐から左へ少し登り僅かだがオダマキやギボウシなどのお花が咲き誇る霊仙寺山(れいせんじやま)に１２時４６分に着いた。２０分ほど休息して下った。一度滑って尻餅をつき痛いのを我慢してスキー場への分岐には１３時３７分に着き、その儘下り深緑の美しさを味わいながら霊仙寺山(れいせんじやま)登山口に１４時８分に着いた。          神社のあるピークの石仏さま オダマキ 「ギボウシが                   迎えて山の                                  霊仙寺」・・・雲劉 「霊仙寺の                峰想いて                             青むかな」・・・雲劉   その後愛車を走らせて飯縄山登山口の一の鳥居苑地駐車場に止めて車中泊した。夕方から雨となった。夜中には大雨となり翌日まで降っていた。 鳥居苑地駐車場   ７／２７（水） 時々雨降りの為にお休み  昨日から雨は降り続けていた。時々止むが直ぐに降ってきたので本日は車内でおとなしくしていた。愛車から出て草地にいたら細めの可愛い小学生の女の子が一人で散歩していて「こんにちわ」と挨拶してくれた。この辺りの別荘に父母といると言った。それから一の鳥居一帯付近を散策に出かけた。 ★飯綱高原・自然環境保全地域   飯綱高原は飯縄山1917.4mの南から東の山麓(さんろく)一体に広がる標高900〜1100mのゆるやかな起状をもつ高原で、松やシラカバとカラマツに包まれ、池沼な溜池も数多く点在する開放的な高原景観を形成している。また、豊かな自然が残る飯綱高原は野生動物の生育と生息地としてたいへんに貴重な地域となっている。   飯綱高原自然環境保全地域は開発による森林などの自然資源の減少や影響などを考慮し、飯綱高原が豊かで良好な自然環境の保全と自然環境に配慮と調和した開発を誘導するため、長野市自然環境保全条例にに基づき保全地域に指定されました。この保全地域内では、建築物や工作物の建設、宅地の造成などの土地形質変更、木材の伐採、井戸の掘削などの行為を行う場合は許可が必要である。   緑に包まれ、多くの生き物たちが棲む自然豊かな飯綱高原をみなさん一人一人が誇りを持つとともに、飯綱高原の自然を汚さぬ為にも煙草を吸うのはやめましょう。そして、自然の大切さを感じ、そして未来に残していこう。 ★一の鳥居建立跡地   ここ飯綱原鳥居之峰は戸隠神領の入り口として古くから戸隠神社の一つの鳥居が建立されていた。寛政年間(1790年頃)時の別当はそれまでの木造鳥居の朽ち易いことを憂い、万代普及を願って石造鳥居を建立したが、弘化４年（1847年）の通称善光寺大地震により倒壊した。集積されている石は当時の石材である。 　その後大石を集めることは難しく、ようやく40年後の明治19年（1886年）長野町の住人塩入重五郎氏が中心となり、奥社参道の大木を用いて高さ１１ｍ幅８ｍに及ぶ壮大な木造鳥居を再建奉納した。１００年あまり経過して損傷がひどくなり倒壊のおそれが生じたため、昭和６０年（1985年）取り壊した。その時の縦2.6m・横1.8mの大きな神額は戸隠神社に保存されている。・・・長野市 一の鳥居建立跡地 「ふらりにと 一の鳥居に ユウスゲな」・・・雲劉 「一の鳥居 ユウスゲ咲き 古道かな」・・・雲劉