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★海谷渓谷
大地の物語、海谷渓谷一帯は、約３５０万年にフォッサマグナの海で起きた海底火山の活動によってできた安山岩質の火山角礫（かくれき）岩、凝灰（ぎょうかい）角礫岩、溶岩、貫入岩などからできている。。展望台の正面に見える崖は、海川の浸食により海底火山の断面が露出したもので、［千丈の大岩壁］と呼ばれ、高さは600mに達する。左岸には千丈ケ岳1203m?鉢山1575m・阿弥陀山1511m、右岸には駒ヶ岳1487m・鬼ケ面山1591m・鋸岳1631mが連なる。初夏の新緑、盛夏の深緑、秋の紅葉と季節ごとに姿を変える美しい渓谷は、観光客・登山者の目を楽しませ、駒ヶ岳の山開き(6月上句)、春の海谷祭り(6月上句)、秋の海谷祭り(10月上句)が開催される。
海谷高地(732高地)は、1597年(慶長2)に海川右岸(千丈ケ岳の南〜南東の斜面、)が大規模な山崩れをおこし海川をせき止め、土砂が堆積してできた広い河原である。山崩れの痕跡は、弧状に抉れた崖と緩やかな斜面(崩積土・)として残っている。この時にできたせき止め湖は上流3kmにまで及び、海と呼ばれた。海谷渓谷のジオサイトの大部分は、白馬山麓県立自然公園に指定されている。
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