１０／０９（日）
雨飾山莊-鋸岳へのコース-雨飾山1936m-薬師尾根-雨飾山莊 歩行時間：約426分
好天の朝を迎えて神難所沢の下流の所にある駐車場を６時１６分に出発した。雨飾山荘へのゲート前の駐車場に着いたらアウトドア専門学校の生徒さんがワゴン車にいたので鋸岳への登山口を聞いて教えて頂き工事車道を真っ直ぐ少し歩き左側の工事中の広場の所へ行った。川の留めに［ノ コ ギ リ →→→］と赤でかかれてあった。渡渉せずに簡単に渡ってブロック留めを這い登って登山道入口に６時２３分に立った。林の中の下草刈りされた所を登って尾根の左下を通って川を２度横切って間もなくして鋸岳への分岐に７時３５分に着いた。
車道は分岐している 雨飾山、山荘は右へ、のこぎりへは真っ直ぐに歩く
左側の川を渡った所に赤ペンキ[のこぎり]と書かれている所が登山口
川を渡って少し登って振り返れば・・・・・
無料駐車場は10台程度
 
駒ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・鋸岳(登っていく尾根が見える)
 
左、雨飾山への登山道からの、朝の鋸岳
右、薬師尾根の下山からの鋸岳
「鋸や 雨飾染め 秋の友」
「薬師尾根 語って下っての ナナカマド」
|
やや平らで草が少し生えていてテン場に良いような所であった（雨飾山方面への登山道を少しアップダウンして行くとチョロチョロ流れる水場がある・好天が続くと枯れるかも）。ここにある標柱は動物に齧られて恐惶ガクガクとなった。ここから登っては下ってのアップダウンを繰り返しつつ登って行った。その途中で登山道に黒い動物がサッと右川の林の中へ飛び込んだ。どうやら熊のようだった。鈴を鳴らしていたせいか気づいて逃げたようだ。時々振り返れば鋸岳が圧倒するように聳えていた。崖淵を右側からハシゴを登ってロープを伝って木々が低くなり太陽を浴びた。尾根に出れば視界が一望となり青天三昧の素晴らしい景色に満悦した。
「鋸へ 雨飾へと 秋の人」
「鋸に 朝日に浮かれ 紅葉かな」
「雨飾 熊も私も 紅葉びと」
「別天地の 雨飾コース 熊もみじ」
駒ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・・鋸岳
「照らされて 鋸岳の 峻険に
秋漂わせ 語りたるかな」
  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・雨飾山方面
 
分岐、鋸岳方面から来たが問題なく通れた
|
ここから金山への分岐まではパノラマコースで快適である。少し下って８時５６分に分岐に着いた。水場もあり草地でここにも一張程度はテントが張れるかな。竹藪の登山道を急登して金山方面へ行く登山者とすれ違いに立ち止まってお話をさせていただいてピークに栂ー近づくと登山道の湧きに人間の糞がされていた。気分をこわしながら小谷登山口からの分岐に９時３４分に着いたら、登山者の長い行列ができていた。まさしく蟻の行列である。その群集に挟まれてゆっくりゆっくりと歩調を合わせて歩いた。蟻の行進中に２組のアウトドア専門学校の生徒さんたちとすれ違った。
駒ヶ岳・・・・鋸岳
 |
雨飾山からの焼山
新雪がかなり消えていた |
 |
［ふりむけば荒菅沢］の看板辺りから大渋滞となり愚痴の言い合いにイライラの登山者の憤懣焦燥であった。下る人登る人の接点誘導がスムーズにいかず時間のロスが続いてやっと山頂へと１０時１５分に雨飾山に着いた。山頂はあまりにもの賑やかさに翻弄されつつも一時の安らぎを与えられ過ごしていたら、福井県の登山者から話しかけられた。「日帰りで登れる良い山はありますか」と、あの山この山と提案したがなかなか折り合いがつかなかった。
「鋸岳からぽんと出た月も
都を忘れて肌照らす」・・・雨飾山莊
「雨飾山 今朝はいかがかと仰ぎ見る
雨の降る日も雪が降ればなほ」・・・後藤倭
「山の駒雨たちまつ過ぎて山峡に
目路より低く虹の立ちたり」・・・後藤倭
|
［ふりむけば荒菅沢］の看板へと下ってちょっと登って可愛い広場で昼食を済ませた。雨飾山荘への分岐から薬師尾根を下ったが殆ど登山者がいないコースとなった。途中で福井県からの御夫婦とに追いついて雨飾山荘までお話をさせていただきつつ下った。神難所沢の下流駐車場の愛車には１３時２２分に着いた。その後、愛車を走らせ梶山付近から駒ヶ岳登山口の標柱に従って十字路からすれ違い困難な舗装の細い急坂な車道を走った。
突き当たりに登山口があり左へカーブして右へカーブし駐車場（漫画雑誌のある小屋＋P+WC+濁り水）に着いた。６〜７台程度のバラバラとあちらこちらに止められるスペースの駐車帯であった。急坂の途中にも止められるスペースがある。一台の車以外は登山者の車が去った後で車道突き当たりへ愛車を移動させ、その辺りの草刈りをして駒ヶ岳の雄大な姿が見えるようにした。残りの一台の車の人達は途中で雨飾山荘へと車道を歩いていた人達であろうと推測した。明日は雨飾山荘〜鋸岳〜鬼ケ面山〜駒ヶ岳へと歩かれるのかな・・・。
車道からの駒ヶ岳
「駒ヶ岳 岩壁仰ぎ ななかまど」
「愁いつつ 駒を仰ぎて 壁高し」
「厳しさの 楽しくも有り 駒の秋」
「駒風に ススキゆられて 暮れにゆく」
「秋なれば 一葉一葉と 色づきて
我が身心も 紅葉に沁みて」
「山旅に 愛車泊して 風雨にも
秋短しと 思い知りぬる」
「登る人 下る人とも 頂きの
楽しさ知りて 明日あることと」
「秋風に 山を尋ねて もみじ葉を
登るさだめの 我れ楽しきぞ」
「秋の野の 裾野に泊まり 深まりの
峰々をゆく 紅葉なりけり」
「秋が澄み 紅葉が燃えて 尋ねれば
踏む足跡は ふるさととなり」
|
|
