２０12年度登頂見聞録-09

旭岳へ   食事を済ませ、松沢貞逸顕影碑へ行って、その信州側の崖沿いに歩き、白馬岳の絶景地点に着いたらガスってきてしまった。晴れるのを待ってパチリパチリ撮った。白馬山莊の若い従業員と一緒にお話をしながら山莊まで下った。下って分岐から旭岳へと向かった。下って雪渓を歩き旭岳の中腹をトラバース気味に歩き旭岳の西側から尾根伝いに登り１０時１７分に旭岳に着いた。 旭岳 「旭岳                    白く優雅に                      気炎かな」              白馬岳 「旭岳                          見つ白馬から                           花の風」      旭岳からの白馬岳   ・白馬山荘 清水岳方面 白馬鑓ヶ岳 遠方、立山方面・・・・・・・・・・・・・・剱岳方面         雪倉岳         旭岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白馬岳 大雪渓     旭岳からの白馬岳もなかなかの景色である。翼を広げたようなおおらかな白馬岳が印象的である。帰りに丸山に立ち寄って大雪渓へと下った。アイゼンを付けて、走りあんばいに一気に大雪渓を下ってしまった。下は暑い暑いのって体はダラダラしつつ歩き猿倉の駐車場に１３時５８分に着いた。洗濯をして一休みをした。 ８／０４（土）-----疲れ休み（静養）----- ５時２０分車内温度１４度 ★山の歴史・・・長沢武の文より一部引用  白馬岳   代掻き馬の雪形の現れる山ということで「シロウマ」と呼んでいたものが、江戸時代から「白馬」という宛字が使われるようになり、五万分の一地図でも「白馬」ていう字を使用したことから大正末期から昭和にかけて「ハクバ」と音読みされるようになり、ついには大雪渓尻も馬尻（ﾊﾞｼﾞﾘ）などと呼ばれるようになり、旅館にもハクバ館が現れ、昭和３１年町村合弁により生まれた村も白馬村（はくば）と自称、また昭和４３年１０月１日には信濃四ツ谷駅もついに「はくば駅」と改名されてしまいました。  葱平   山腹の棚状になった緩斜面を地方語で「平（ヒラ・ビラ）」といいます。従ってここはシロウマアサツキの沢山ある斜面つまりネブカッピラが正しいのですが、今ではネブカダイラと呼ぶ者が多くなりました。 満車の猿倉駐車場より、白馬岳 「猿倉の 泊は涼しき 白馬かな」 「猿倉や 白馬仰ぎて 残り雪」 ８／０５（日）  猿倉-白馬鑓温泉-鑓ケ岳2903m-杓子岳2812m-丸山2768m-白馬岳2932m-大雪渓 歩行時間：約６２０分   登山カードは前日に提出しておいた。猿倉を３時３３分に出発した。直ぐに林道へと入って歩いた。３時４４分に鑓温泉登山口に着いた。真っ暗な登山道を歩るいていると、木に頭をぶつけてしまった。ライトを照らしていたが頭上の太い木が登山道に横になっているとは気がつかなかった。登山意欲減退であった。ズキンズキンしながら歩き４時３２分にライトを外した。水場を過ぎ、５時には［３、小日向コル］に着いて朝日が峰々を赤く染めだした。カメラを出して良い所はと探しているうちに峰々の色はさめてきてしまった。 朝焼けの鑓ケ岳 「朝焼けて ひきつる峰は  鑓ケ岳」 白馬鑓ヶ岳 「然にあって 朝焼け願う  鑓ケ岳」 小日向コル付近より テン場と鑓温泉、ボケ気味 「湯の風は 鑓温泉に ゆく夏ぞ」 鑓温泉 「頂きへ  峰の千里に  足下に歩む」 「山をして 我れ忘れしみ 山難し」 「遠きかの 雲海見つめ 山に沁む」 鑓温泉の大雪渓 「残雪や 流れ下ってぞ                           雲の海」   ちょっと朝露に濡れて歩き［４、サンジロ］を過ぎ、優しい雪渓を歩き鑓温泉に７時５４分に着いた。テントをたたんでいる人、猿倉へと下る人と、次第に静けさを誘っている鑓温泉を過ぎて水場で朝食にした。クサリ場を過ぎカールに出た。ここからが暑さも誘ってキツい登りとなった。大出原を過ぎ、殆どの登山者を追い抜き稜線（天狗山莊への分岐）に７時５４分に着いた。ガスもでて写真には不向きな天候となってきた。 白馬鑓ヶ岳 「残雪も 岩も白くし 白馬鑓」      天狗の頭方面の岩峰      分岐・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鑓ヶ岳      清水岳・旭岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・杓子岳      旭岳・丸山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白馬岳 白馬山荘 「壮大な スケール誘いの 白馬岳」          タンポポ                                                  コマクサ     鑓ケ岳には８時２５分に着いた。山頂は大勢の人がいて賑やかさにガスが包んでいた。杓子岳に立ち寄って丸山１０時１２分に着いた。ここで一休みしていたら山莊の彼女達が何かを見て話をしていたので、行ってみたら目の前に小鳥がいた。慌てて戻ってカメラを持参してパチリパチリと撮った。小鳥は逃げもせず「チュッュッ」と啼きながら餌を探していた。 「身は酔いて 白馬岳へと 我登り                                      夏の青さも 花も香りな」 「イワヒバリ 我と戯れ 北アルプ」 イワヒバリ？ 丸山の山頂にて撮影   白馬岳には１０時５２分に着いたが、景色は全くだめであった。２日前と同じような時間帯で同じコースを下った。猿倉には１３時４９分に着いた。１５時ごろから雨が降り出した。夕立となり呆気なく止んで晴れてきたが雲の多い空であった。