●家族・親戚・近所・知人(子供たち)
手製の庭を作って庭でバーベキューをしたりビールやお酒を飲んで寝そべったり、妻は花々を植えて手入れをして愛でたり息子と庭で遊んだりして次第に憩いの庭となってきた。時とともに作ったが気に入らなく また作り直したりした。
●家族の過程
◆母と
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夢をバカにする人間から離れなさい
器の小さい人間ほどケチをつけたがる
真に器量の大きな人間は
「できる」と思わせてくれるものだ・・・マーク・トウェイン
子どもの脳を育てるには適時性がある・・・瀧靖之［生涯健康脳］
脳が後ろから前に向かってつくられ、思春期を過ぎる頃までに完成されることは、先にお話ししました。そのプロセスの中で、それぞれ異なった働きをする領域が順番につくられていきます。この段階での学習の仕方によって脳は大きく変化します。っまり、脳の発達段階にあわせて、タイミングよく適した刺激を与えると、その領域の持つ脳の働きを強くすることができるのです。
夫婦の価値観
・・・佐藤愛子 「人間の煩悩・悩みの量こそが人間の深さ」
サラリーマン家庭の難しさは、夫と妻が一日の大半を別々に暮らしていることにある。夫は会社で何をしているのか。夫の前途はどうなのか。夫は何を考えているのか。妻にはおおよそのことしかわからない。夫の方からも妻に対して同様のことがいえる。共働きの場合は尚のことだ。夫と妻の目的は全く違うのである。
夫が （あるいは妻が）目ざしているものは会社の繁栄であるが、妻が目ざしているものは家を建てることであるという場合もあれば、妻が目ざしているものは己れの能力の発掘にあるが、夫が目ざすものは家庭の平穏であるという場合もある。妻は夫と個別に人生の目標、生き甲斐を持つようになったのだ。
夫はその目標、生き甲斐に協力しなければならなくなった。今まで協力は一方的に妻にのみ負わされていた義務であったが、これからは夫の協力が要求される時代に入ったのである。・・・『何がおかしい』
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来客に対しては、必ず子どもに自己紹介させ、しばらく同席させる
・・・多湖輝「躾の知恵」
私が訪米の折、ある大学教授の自宅に招かれたときのことです。あいにく教授夫人は体調を崩したとかで同席されず、その代役という意味なのかどうか、小学校四年くらいの男の子が教授とともに私たちを迎え、ディナーの席につきました。私が驚いたのは、その少年の態度です。まず、大人たちの挨拶がすむと、それを引き継いで礼儀正しく自己紹介をし、私たちの遠路の旅をねぎらい、日本という国にはつねづね関心を抱いていること、東京という街は世界最大の都市で、あらゆる近代技術の粋が集められていると学校でも習ったこと、自分もぜひ早い機会に訪れてみたいことなど、大人同士の会話に立派に加わって、私たちの舌を巻かせました。
とくに、親が席を立つと、率先して話題を提供し、客である私たちを一刻も飽きさせないなど、まさに"小紳士"を彷彿させるものがあったのです。小学校の四年生くらいといえば、私などの少年時代には、来客の様子を障子の陰から覗いたり、何か土産ものはないかと期待したりするのが精々でしたから、その違いは月とスッポンどころではありません。とはいえ、その年代の少年の精神年齢が時代と国境を隔てて、それほど急激に変化しているという事実もありませんから、これはまさに教育のたまものでしょう。日本の親の中には、子どもとは、いつまでも子どもらしく無邪気で屈託がなく、処生の術など心得ない存在であり続けるのが本来の姿だとする思想が根強いようです。
おそらくこのアメリカの"小紳士"に対しても、妙にこましゃくれた可愛げのない子だという感想を持つ親もいるに違いありません。それも一つの見方ではありましょう。しかし、いくら可愛い子どもだとはいっても、子どもがいつまでも子どもでいられるわけではありません。子ども時代とは、あくまでも通過世代であり、その未熟さはいずれ克服されるべきものとしてしか、存在し得ないのです。それと引き換えに、愛すべき無邪気さや屈託のなさが、失われたとしても仕方のないことです。
むしろ私たちは、子どもをいつまでも愛すべき存在、弱く無知なものとして温存し過ぎてはいないでしょうか。そのために、いずれは大人の世界の荒波にもまれ、したたかな大人たちに任して生きる知恵や技術や精神力といったものの習得を遅らせているとしたら、そのほうが怠慢として責めを受けねばならないのではないでしょうか。いささか大袈裟な言い方になりましたが、そう言いたくなるほど、子どもを社会にデビューさせる時期と方法について、現在の日本の親たちは無頓着であり過ぎるように感じられるのです。
子どもをもっと社会に積極的に参加させ、早く一人前の大人としての自覚を持たせるようにするには、大人が子どもをなるべく早く一人前として扱うことでしょう。そのためには、手始めに家庭に吹き込む社会の風を、避けずに受けて立たせることです。家庭に吹き込む社会の風の、もっとも典型的なものは、親のもとを訪れる来客でしょう。家に来客があったときは、子どもを無関心のまま放置したり、こそこそと逃げ隠れさせないで、堂々と挨拶をさせたほうがいいのです。
そして、年齢によっては、自己紹介をさせ、さしつかえない限り、しばらくのあいだでも同席させるのです。子どもは当然、窮屈な思いに身をすくめるでしょうが、その窮屈さこそが、社会の風の厳しさでもあり、手応えでもあるのです。
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| 母と兄の息子 服神院の妻 |
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親(しん)を親(した)しむが故に祖(そ)を尊(たつと)ぶ・・・礼記274
*親は親として親しむ、その心を推し進めれば、当然先祖を尊ぶことになる
祖先を尊ぶ行為は、人情に遠いことではない
親を親しむところから起こってる自然の情けである
子どもが勉強している間隙「テレビを消す」
・・・和田秀樹「心が強い子は母親で決まる！」
競争社会に負けない「心が強い子」を育てる −。そのために、親が絶対に忘れてはならないことがあります。それは、「子どもが一番」という親の愛情です。当たり前のことのように思えるかもしれませんが、私が言う「親の愛情」の意味を履き違えている親御さんも見受けられるため、あえてここでページを割いて説明したいと思います。子どもにとって特に重要なのは、母親の愛情です。前述したように、「精神分析の祖」ジグムント・フロイトは、「母親の愛情を強く受けた子ほど、自分は成功するという確信を持ち続ける」と言っています。
私自身、母親の愛情をたっぷり受けてきたからこそ、親を喜ばせようと上昇志向を持ち続けることができたのです。私が、灘中学校（灘中）や東大に合格することができたのは、どんなときも私の味方でいてくれた「母親の気持ちに応えたい」という思いに支えられていたからだと思います。逆に、親を泣かせたくないから、悪いこともできなかったという側面もありました。誤解のないように言っておきたいのですが、「愛情」と言っても、それは決していわゆる「甘やかす」こととは違います。
親の愛情とは、子どもが、厳しい競争社会を生き抜くための強さを身につけられるように、全力を注ぐということです。大人になったとき、一生食べるのに困らない「生きる力」を子どもに身につけさせることは、絶対に必要です。そのための最良の方法が「学力をつける」ことにあるとすれば、親は子どもにきちんと「勉強をする」ことの大切さを教えなければなりません。と同時に、子どもが勉強に集中できるような環境を整えることも重要です。私の母は、決して子どもを甘やかすことはしませんでしたが、「子どもを大切に思う気持ち」は並はずれて強かっだと思います。
決して裕福な家庭ではなく、どちらかと言えば、家計は苦しいほうでした。しかし、私が中学受験を決意すると、きちんと塾に通わせてくれましたし、送り迎えを欠かさずしてくれました。食事の時間についても、私の塾の時間にあわせて調整をしてくれたのです。さらに、私が家で勉強をしている間は、母は決してテレビを見ようとはしませんでした。子どもが勉強を頑張っているときに、自分だけ楽しむわけにはいかないと思っていたようです。こうした母の姿を見て、私は「子どもと一緒に頑張るんだ」という親の本気を感じたものです。
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母と兄の息子 服神院の妻 |
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自分のことは、なるべく早くから「僕」「私」と呼ばせる
・・・多湖輝「躾の知恵」
人間関係の形を示す一つのバロメーターに、自分や他人のことを呼ぶときの「呼称」があります。ドイツ語やフランス語では、「あなた」を示す代名詞に二っの形があり、呼ぶ人と呼ばれる人の人間関係の親密さによって使い分けられます。知り合ってまだ間もない男女と、恋人同士になってからの呼びかけは変わってくるので、その呼称一つを知るだけで、二人のあいだの親密さの進み具合を知ることもできるわけです。子どもは、その成長の度合いによって、人間関係のさまざまな段階を経ます。
したがって、自分や他人の呼び方も、その成長の度合いによって、変化してくるのがふつうです。親も、たいていの場合、それに呼応して、子どもへの呼びかけを変えていきます。幼児のころ、「アキコちゃん」「ヒロシちゃん」と呼んでいたのを、しだいに、「アキコ」「ヒロシ」と呼び捨てにすることも多いですし、「ボク、もうおねんねしなさい」とか「ボクちゃんえらいわね」といった言い方は、ごく幼いころの子どもにしか使いません。単に言葉のうえだけのことと思われるかもしれませんが、この「呼称」のあり方は、その子の精神発達とひじょうに深い関係を持っているのです。
したがって、小学校へ行くようになってからも、子どもが自分のことを、「ヒロシね、今日学校でサッカーやったの」とか、「アキコちゃん、給食を残しちゃった」という言い方をするようだと、その子の精神的自立は少々遅れていると疑ってみる必要があります。逆に言えば、そうした言い方をやめさせ、自分のことを「僕」「私」と呼ばせるように指導することで、反対に言葉の面から子どもの精神的自立をうながすことも考えられるわけです。というのも、子どもは最初、すべての面において大人の模倣から自分の行動を学んでいきます。
したがって、大人が子どものことを「アキコちゃん」と呼べば、自分も自分のことを「アキコちゃん」と呼びます。しかし、ふつうの場合、この大人の目から見た自分と自分の目から見た自分の存在の違いを知るようになると、自然に自分のことを、一人称の「僕」「私」で呼ぶようになるのそれが、いつまでも親から自立できず、親の目でしか自分を見ていないと、相変わらず「アキコちゃん」という親の呼び方そのままを繰り返すことになります。
こう考えれば、自分のことを「僕」「私」と呼ばせることが、親の呼び方からの脱却を図り、自我を芽ばえさせることにつながることも納得できるでしう。併せて、親の子に対する呼びかけも、いつまでも「ボクちゃん」「アキコちゃん」ではなく、その子の名を呼び捨てにすることで、子どもの自立心を育てる一助になることも知っておいたほうがいいでしょう。
です。
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簡単すぎる人生に、生きる価値などない・・・ソクラテス
［１２］夫からも子供からも、誰からも、
感謝されずに、頑張っているのに・・・
・・・石原里沙曰く[くたばれ専業主婦]
感謝されることが目的なら
感謝されるようなことをすれば？
食事のマナーは「焦らず、急がず」
やりたがるときにやらせるのが有効な躾の基本です
「３歳までこそ大切な子育て１０則」・・・二木武
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子供の目、輝いていますか
自発性はこのようにして発達する
第一反抗期が現れないと……
「心の基地」はおかあさん･やる気と思いやりを育てる親子実例集」・・・平井信義
第一反抗期が現れない − という子どもがいます。その原因の第一は、自発性の発達があくれていることにありますが、多くの場合、一歳代にあいて「いたずら」を禁止され、おとなしい子どもにされてしまったからです。一二歳未満の子どもは、いつも動き回っていて、落ちつきがないようにみえますが、意欲がさかんなために、活動への衝動が強いのです。
それにくらべて、おとなしい子どもは、すでに無気力になっていると言ってもよいでしょう。行儀はよい子どもかも知れませんが、それはお母さんやお父さんのしつけによって、誤った「よい子」の鋳型にはめられて、身動きができない状態なのです。一日も早く、「いたずら」のできる子ども、反抗する子どもに変えるために、育て方を改める必要があります。第一反抗期の現れない原因の第二は、稀ではありますが、お母さんやお父さんがおおらかな心の持ち主で、しつけを急いでいない場合です。
このような両親は、命令調でものを言うことが少ないし、子どもに反抗されてもそれを認めてしまいます。叱ることも非常に少ないものです。ですから子どもは反抗の仕様がないわけで、しかも自発性は伸びていきます。干渉が少ないから、自由にいろいろな発想をして遊び、いつもいきいさとしています。将来が楽しみな子どもです。
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◆冬晴れの母
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親といい、子というとも、
ついにはみな長く別れなむとす
よろずのこと常なし
・・・源為頼[三宝絵詞(さんぽうえことば)]
*親子と言えども死の訪れに例外はない
いずれ来る別れをよくわきまえ、
生きている時間を大切にしたいものだ
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子どもが何か言い始めたら、親はけっして先回りせず黙って聞く
・・・多湖輝「躾の知恵」
子どものカウンセリングをしている専門家の話によると、しつけの悩みを相談に来る母親には一つの共通した顕著な傾向が見られるといいます。カウンセラーが、子供の悩みの深層心理をつきとめようとさまざまな質問を子どもに対して試みると、子どもが答えを探そうと努力しているのに、母親が"進んで"答えを出してしまうのだそうです。当の母親は、子どもの気持ちは自分がいちばんよくわかっているつもりでいるらしいのですが、こうした母親の"思いあがり"こそが、逆に子どもの心をむしばむ原因を作っているとも言えるでしょう。
その証拠に、子どもはカウンセラーの質問に対して、いちいち母親の顔色をうかがい、母親の答えに一応はうなずいてみせます。ところが、母親に退室を願い、子どもとカウンセラーが一対一で相対すると、しだいに自分の心を開き、自分の思ったことを言うようになります。自称"教育ママ"にはとても想像できないことかもしれませんが、子どもの最大の悩みは、自分の意思が尊重されず、つねに母親の意に沿わなければならないところにあることがほとんどだといいます。
このことは、子どものしっけに重大な示唆を与えてくれます。たとえば、外国語を知らないで、たった一人で海外旅行に出かけだときのことを考えてみましょう。もし、外国語に精通している通訳が四六時中そばについているとすれば、外国人との会話に不自由はしません。しかし、自分の意思がほんとうに相手に伝わっているかといえば、まず、それを期待しないほうがいいでしょう。たとえ身振り手振りをまじえ、辞書を片手のカタコトの外国語でも自分で努力して話すほうが、むしろ自分の意思を相手に伝えることができるのです。
子どもの言いたいことを先取りし、あたかも子どもの意思を代弁しているかのように見える母親は、じつは単に通訳の役割を果たしているに過ぎないのです。自らの意思を相手に伝えるには自分自身の口を開き、たとえ辞書を引きながらでも、自分自身の言葉で語りかけなければ相手は納得してくれません。これは、私たちがさまざまな場面で経験していることでしょう。
子どもが一所懸命考えながら、自分の意思をなんとか伝えようと努力しているとき、母親が、「それはこういうことでしょう」とか、「この子はこう言いたいんですよ」などと先回りするのは、子どもの努力を自ら摘み取ってしまっているようなものです。親にしてみれば、子どもが自分の気持ちをうまく伝えられずモクモクしている姿を見れば、代弁をしたくもなるでしょうが、それはけっして子どもの手助けにはなりません。
たとえもどかしく感じょうとも、何を言いたいのか理解できないことがあろうとも、子どもの言いたいことを親が先回りして言うのは、子どもの自主性を自らの手で摘み取ってしまう心ない"親心"につながります。こんなことが度重なれば、子どもは自分の意思を他人に伝えるという行為を親に任せっぱなしにしてしまい、何事にも積極的に取り組もうとしない無気力な人間を作るだけです。
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親の持ち物と子どもの持ち物は、早くからはっきりさせておく
・・・多湖輝「躾の知恵」
最近の家庭では、万事にわたって親子のけじめが明確でなくなったようです。この親子べったりの関係が、いかに子どもの自立心を妨げているかは、今さら言うまでもないでしょう。それが、いちばん端的に表れるのが食事の場です。日本の親は、よく子どもにおかずを分けてあげたり、子どもの残したものを食べたり、小さい子には、口うつしで食事を与えたりしがちです。欧米では、食事の場こそ最大のしつけのチャンスという考えが徹底しているからでしょうか、こういうことは極端にやかましいようです。
親は親、子は子という関係が、きっちりできあがっていて、おかずを食べ合うというようなことは一切ないようです。日本でも昔は、地方の家では「箱膳」というような習慣がありました。これは、木の箱にはいった個人層の食膳のことで、ふたを裏返すと食卓代わりになり、箱の中には、自分用の食器や食べ残しなどがしまえるようになっていました。っまり、自分の食事は自分で始末するしきたりが、古い日本にはちゃんと存在していたのです。
今さら「箱膳」を持ち出すわけにもいきませんが、この箱膳的しつけは、食事だけに限らず、すべての面で参考にすべきでしょう。子どもが、自分と他人との区別を知り自我を確立していくには、まず親が自分と違う存在であることを理解するのが出発点です。このことを理解させるには、親の所有物と子どもの所有物をはっきり区別してやるのも一つのやり方です。そういう意味で食事どきにも、自分の食器、自分のおかず、自分の食べ残しをちゃんと自分で始末する「箱膳」 の意味があるわけです。
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