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北アルプス南部・穂高連峰登山[Ⅰ]

☆写真・ネガが古く劣化している為に、色あせ・変色・キズ・シミ等を修正して掲載しています


◆お盆休み、・・・・・
☆8月お盆、・・・多分この1974年のお盆だったと推定してここに載せました
            Aグループ、 新穂高温泉~笠ケ岳~鷲羽岳~水晶岳~
            Bグループ、七倉~烏帽子岳~野口五郎岳~水晶岳~
                         雲の平~槍ヶ岳~中岳~穂高連峰~新穂高温泉
            メンバー、服神院・高さん・金さん・江口さん・岡田さん・彼女A・彼女B



  元職場の艶麗(えんれい)な彼女達2人が結婚することになって、結婚前に人生に善き想い出として登山に連れって行って欲しいと高山さんからお話があった。そのお話に乗ってメンバーが集まってコース選定・持ち物・必要経費・どの小屋に泊まるかなどの話を交えて一杯会を開いた。岡田さんが烏帽子岳や野口五郎岳に登りたいという意志を尊重して、2つのグループに分けて水晶岳への分岐で合流して、その後は全員で行動する方法で決まった。

  行こうかな彼女たちの
             想い出に北アルプスへ


   人も花も咲く若き日の想い出にと
   願われて集まりて山へ花の宴会かな

   自然豊かな北アルプスに的を当てる
   お盆の連休に出かけるに猛き若心なり
   意気揚々と飲んで酔いて活火横溢なり

   その心は嫁に行く前の前夜祭なりかと
   一つの区切りに喜びを託して願う
   彼女達の願いを聞き入れし男たち

   粋な計らいなれども我等はみな独身なり
   いづれの日にか嫁をもらう我等仲間達は
   そんなことも忘れてのお人好しの随喜なり







★前夜発
  富士通もお盆休みとなって夕方に高さん宅にメンバー全員が集まった。ここから車2台に分乗して出発した。大町市~高瀬川沿いの県道326号線を走って七倉ダムを過ぎ七倉温泉の登山口に着いた。ここで岡田さん・金さん・彼女Aさんが降りた。彼らAグループは七倉山荘前で仮眠して翌日は、ここから歩き山の神トンネルを通って歩き高瀬ダムから烏帽子岳への「北アルプス3大急登」を登って烏帽子小屋に泊まる予定である。七倉温泉でAグループを降ろした後、Bグループの人は車2台を走らせて、松本~国道158号線を走って、安房峠を越えて新穂高温の中尾温泉入口の駐車場に止め車で仮眠した。


  夜に走って仮眠は瞑目かな


    仕事も終わって須坂は夜となる
    集まって車二台で出発した
    車内のお喋りも何時の間にか止み
    対向車のライトに照らされ
    信号機の赤に止まったりし
    カーブ多き山間部の道路かな
    眠い眼を騙し騙し走って七倉温泉へ
    一つのグループは降りて仮眠へ
    もう一つのグループは新穂高温泉へ
    あー眠いかな 寝ようかな
    興奮気味に仮眠すれど眠れぬ夜なり
    登山の前夜の仮眠は瞑目かな
    疲れ気味の身体を動かし出発へ







★1日目、新穂高温泉から歩き左俣谷への林道を歩き、弓折尾根への小池新道を登った。鏡平山荘を越えて弓折岳2595mに登って双六小屋を過ぎて巻道ルートを歩き三俣山荘に泊まった。小生は次第に歯が痛みだして憂鬱な登山となった。
  

 
新穂高温泉から左俣谷沿いの道へ


「沢風の 涼しさゆく 登山かな」





小池新道での残雪にて


「おりおりに 残雪たずね 北アルプ」





服神院・高さん・江口さん(愛称:講釈)


「山登り 友垣ありて 夏の道」




  
イタドリケ原、江口さん・高さん・彼女Bさん


「夏沢は 花より草の 藪の道」





残雪をバックにて


「涼しさに 珍しさかね 雪渓かな」









   
小生(服神院)・・・・・・・鏡平にて・・・・・・・              


「槍ヶ岳 鏡映して 夏の雲」









  
鏡平山荘にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「夏草や 鏡平は 華麗かな」





靄のかかる残雪


「豁然と 靄に見えしの 鷲羽岳」





彼女Bさん・高さん・江口さん





遠くの山は、水晶岳2986m・鷲羽岳2924m


「雪もやに 鷲羽岳から 絢爛な」





双六小屋~三俣山荘への巻道ルートから
祖父岳2825m・水晶岳・2986m鷲羽岳2924m・真砂岳2862m・野口五郎岳2924m


「鷲羽岳 羽根を拡げて 夏の風









 
彼女Bさん・江口さん・・・・・・・・・・・・・・・・水晶岳(黒岳)2986m・鷲羽岳2924m


「北アルプ 訪ね親しむ クルマユリ」





水晶岳(黒岳)2986m・鷲羽岳2924m


「鷲羽岳 登りかかわって 夏の峰」




 
三俣蓮華岳2841m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高さん    


「湧き水に 潤す景色 北アルプ」










巻道ルートから振り返れば
手前は硫黄尾根・硫黄岳2554m、奥は大天井岳2922m


「硫黄岳 夏荒れさせて 高潔な」





水晶岳2986m・鷲羽岳2924m


「登りゆき 楽しみかくて 花が咲く」




 
硫黄岳2554m・・・・・・・・・・・・・・祖父岳2825m、水晶岳、鷲羽岳


「裏銀座 歩けば花に 礼の道」





三俣山荘&テン場からの景色、水晶岳2986m・鷲羽岳2924m


「三俣に テン張り見つり 鷲羽岳」





泊まりの三俣山荘前にて、江口さん・高さん・彼女Bさん


「山荘に 飾って撮り泊まり 夏の宿」 
「山仲間 かせに歩いて 小屋泊まり」














高潔(こうけつ)


横溢(おういつ)


猛(たけ)き
豁然(かつぜん)