２００２年度登頂見聞録ＮＯ−４

山々を見上げれば 山の神がみえたり 話しかけて語って 登った山々の粋は 我が心の故郷なり ２００２．０８／１２ 　お昼少し前に家を出て信濃町にある先祖のお墓参りをして、笹ヶ峰に着いた。暇を持てあましながらキャンプ場を散策して歩いた。ダイコンオロシに缶詰を加えてビールのつまみにして駐車所で夜のふけていくままに過ごした。 　　　　　「万緑の　笹ヶ峰にて　酔い夜舞」・・・雲劉 「肌寒い 笹ヶ峰に 過ごす香は                                             我が登山口 我が宿の地な」 ２００２．０８／１３ 　朝から雨がポツリポツリと降っていたが出発したら、雨も止み見慣れた山道を登って行った。殆どの人は高谷池ヒッテに登って行ったが、小生は富士見平を通り過ぎて黒沢ヒュッテに着いた。 　昨年いた救助犬は見当たらなかった。暫く登って長助池分枝を通って急登を過ぎて妙高山2445.9mに着いた。 　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　「聳え香や　妙高の谷　霧の道」・・・雲劉 　　　　　　             　　　　　　　　　　　                    　　　「汗拭いて 妙高山に　トリカブト」・・・雲劉 　　　　　　　 　　　　　　　　　　「天守って　頂きに立つ　日本岩」・・・雲劉 「妙高の 頂き広く 蒸したるに                                      苔の色から 侘に寂かな」 ２００２−０８−１４ 　朝は雨が降っていたが、そのうちに曇り空になった。笹ヶ峰キャンプ場を散策して、笹ヶ峰ダムへ行ったら中高年の夫婦に出会った。天狗山1450.4mに案内して登った。 　　　　　　　　　「雨雲に　眺望何処ぞ　天狗山」・・・雲劉 ２００２−０８−１５ 　高野池ヒュッテに着いたら雨が降ってきた。そんな雨の中を歩き景色こそ見れないが、ガスる登山道を歩く心にそれなりの良さを感じて火打山2462mに登った。 　　　　　　　　　　「雨誘い道に花々　火打山」・・・雲劉         妙高山は自然奮迅な山なり 妙高山・・・うーーむ・・・ なんと 響きの良い山だろうか 噴火口の中にあるドーム状が 受胎し生まれたような妙高山なり   登り口も多くあって楽しませてくれる   笹ヶ峰から登れば湿原もあり   燕温泉から登れば幾つもの滝もあり   赤倉から登れば鎖場もあり 私はどのコースも好いているなり その時々に気分を変えて登れば 妙高山は臨機応変に迎えてくれる 秀麗な妙高山は自然奮迅な山なり ２００２−０８−１６ 　乙見峠から松尾山1677.8mに登った。９時１３分に出発して藪道に苦戦しながら、テープなどのつけながら、大雨に打たれながら、１７時３０分にやっと乙見峠に着いた。 　　　　　　　　　　　「藪尾根の 松尾遠くに　雨の道」・・・雲劉 「山の野の 草木香れば 禅たるに                                           我の一念 見えたりしかな」 「緑深の 笹ヶ峰から 山々の                                               訪ね知りえる 葉の香りかな」 ２００２−０９／０１ 　夜勤明けに長野から車を走らせて、白馬回りで小谷温泉を通り過ぎて湯峠に着いた。食事をしてから大渚山1566.3mに登った。それから鎌池を一周して雨飾山の登山口に着いた。                                 写真：大渚山の非難小屋からの雨飾山                 　「大渚に聳える青嶺 雨飾」・・・雲劉 ２００２−０９／０２ 　雲一つない最高の天気である。気分爽快に歩いて荒菅沢に着いた。休息をとり荒菅沢の上流に向かって登って行った。３０年程前に下った懐かしい荒菅沢を登り、お花咲き誇る急斜面を喘ぎ登り稜線に出てまもなく雨飾山1963.2mに着いた。 　頂きで登って来る人達と２時間あまり、あの山この山と花を咲かせて一般登山道を下って荒菅沢に着いた。 　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　荒菅沢上流から撮影−右の高い山が、雨飾山 「荒菅の 天狗の庭に 一人旅」・・・雲劉 「険しきな 岩壁を行き  秋近し」 「雨飾の 山へ里へと 歩をむけて                                            深緑からの 枯れと思えば」    山巓に立って五宝なり 里山に登って山巓に立てば     春夏秋冬に勁草が茂っている 登ったものは そのごとく疲労を克服してこそ 登山への五宝あり 第一に、健康あり 第二に、知識あり 第三に、富有あり 第四に、余裕あり 第五に、行動あり 里山に登って山巓に立てば     春夏秋冬に山霊が宿っている 山巓(さんてん) 勁草(けいそう) 　          　　「山頂への最後の一歩は、己の修養の一歩なり」・・・服神院  　　　　　　　「山に登り続ける者は、常に青春なり」・・・服神院