 
＊＊＊＊＊若き日の服神院＊＊＊＊＊
「雪渓明け 我踏む音に 白馬かな」・・・雲劉
白馬が呼ぶ
山に流離えば
独り身の岩峯に
空も白き雪も
白く燃え盛る
崖の淵に
たたずめば
岩底に山の主が
静に呼ぶのか
行くな行くなと
心の何処かで
叫び我にかえれば
白馬の稜線かな
 
白馬の大雪渓から
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黄昏時に北アルプスを見た
黄昏時に西に聳える
北アルプスを見た
山の命はいつまであるのか
厳格な岩峰や
豊かな高山植物も
歳月過ぎゆき
未来に日が沈めば
いつか滅びゆくのか
闇の北アルプスを
想像してみても
今見ている山々は
風情豊かに美しく
聳えているのだ
北アルプスに
人々は登っているが
ほんの瞬間に活動して
年月を過ごしたに過ぎない
北アルプスの峰々の
大海原はゆったりと
動いているのだ
もしかすれば
今よりもより美しき
北アルプスになっているかも
これからの未来に
闇の北アルプスを思うより
我々は美しき北アルプスが
存在していることを願おう
未来に きっと素晴らしき
北アルプスがあることを
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「雪渓ゆき 白き息にも 麗らかな
白馬思えば
蕾香るぞ」・・・雲劉
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ガス吹き上げる白馬岳
「岩雲に 雪渓流れは 白馬岳」・・・雲劉
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