４日目にやっと晴れて素晴らしい景色に魅了した
ダイヤモンドダストに洗礼されて美しかった
この日の朝の温度は（テント内）−２４度以下であった
「晴天に 雪花降りて 鹿島槍」・・・雲劉
豊かにする雪神よ
心貧しきものを
豊かにする
白い雪神よ
もしも雪山の
経験のない山人が
白い雪神に会いにきたら
豊かになるだろうか
奇麗事につられて
恐怖に怯えて
二度と来まいと
狼狽して去るのでは
それがその人の運命なら
白き雪神は追うまい
近づく者のみ
迎えて豊かにするだろう
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「苦しくも 白き魔神を 尋ねれば
鹿島槍には
雪花咲けりて」・・・雲劉
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「鹿島槍 雪風の寒 さざめけり」・・・雲劉
別れの山は恋の山
山の別れは
恋の別れ
去る悲しみを
押さえて
涙はらいのけ
ふり向けば
悠然と聳えている
憧れの山は
恋の山なり
「冬山に 我は縺るる 鹿島槍」・・・雲劉
「鹿の槍は 伯仲の間 峰の友」・・・雲劉
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