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五竜・鹿島・針ノ木−7




吸い込まれそうな雪庇の神秘




鹿島槍 冬美の香り 極まれり」・・・雲劉



  

白澹に 我が芯も凍る 鹿島槍」・・・雲劉





野山は人生


この世の野山は
幾年もの時を越え
やがてやって来る


生きるものの
世界に幸の花を
咲かせている


人間の浮世に
踊らされて
野山を闊歩すれば
にじみ出る光


生きるものの
命の尊さ
未来への願い
全ては自然に託す


生きて人生に
思い出の一コマを
飾ってこの世を
去って譲る


あー自然豊かなる
野山よ永久に
美しく生きよう









 
 
*****素晴らしい鹿島槍ヶ岳の稜線*****



鹿島槍 雪と睦みて 命怖づ」・・・雲劉




私は雪に吹かれています



★★★
★★★★★
★★★★★★★
私は北アルプスの
雪に吹かれています

照りつける太陽を浴びて

私は稜線を歩いています

夕焼け色に染まる岩峰に
引き寄せられる私の心
白く輝く雪庇のように
北アルプスの雪に
吹かれています

★★★★★
★★★







  
鹿島槍ヶ岳の頂きから




剱岳 魔の響き音は 雪崩かな」・・・雲劉