「池に映え 萌える剱の 秋の峰」・・・雲劉
池に映える剣岳
池に映える
剣岳の峰々
永久に美しく
朝日は登る
紅葉の雫は
滴りし音に
輝きせり葉の色
金香（こんこう）の微風に
酔いしれて
時を忘れる
池ノ平からの剣岳 右下、私のテント
「七竈 青天を染め 彩剱」・・・雲劉
私は剣岳に登る
私は登る 頂きに行く為に
何処に登る 剣岳に逢う為に
何故に登る 感激を得る為に
私の山の世界を知って
登る剣岳を私のものにし
私の心から逃さないために
剣岳は知る 私が来ることを
剣岳は見る 私が登ることを
剣岳は迎える 私が着いたことを
剣岳は登って来たことを知って
私を剣岳の虜にし
剣岳から去らさないために
剣岳の稜線
「剱にて 紅葉見とれ 歩みつつ」・・・雲劉
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「険悪な 剱岳こそ 雲上の
恋しき山と
思うけりとて」・・・雲劉
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