１
さあさあ出発しよう
臥竜山の峠道の
冬の観世音橋から
明るい須田城址山へ
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２
古代からのお墓に囲まれ
山道をテクテクと歩く
先には聖観世音菩薩堂あり
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３
聖観世音菩薩堂を過ぎて
枯れ葉を踏み先には
堀直虎公の堂見えたり
過去を陽気に振り返り
現在に照らし合わせて
人生は希望の頂きへ
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４
松林と雑木に囲まれ
堀直虎公の左脇を登り
こぼれ日も当たり
朗らかな気楽な歩き
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５
小さな坂を登り切れば
平坦に別れ道なれど
どちらも須田城址山へ
今回は右への階段道へ
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６
摺り足踏み込み
曲線のまろやかな坂道
歩のリズムに音楽を
楽しいけれど坂とは
お別れの登り道
後僅かの歩き道
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７
頂きが顔を見せて
青い空を見上げて
ゆっくりと歩け
頂きとなんぞや
悪戯になぞなぞして
立ち止まって道草して
お笑いの思考の文学
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８
着いてしまったな
須田城址山の頂き
城が建てられていたのか
平らな広場の山頂
ベンチもある休もう
のんびりと景色に惚れよう
時が過ぎても頂きは
私の心の中に登っている
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