Ⅰ天王山口～史跡口～若穂太郎山へ

2018-11-24登山 ◆天王山口～メダカ池～春山口・金比羅～鉄塔口～小出の堤(溜池)～     長田神社～南展望史跡口～前山城跡～弾正岩～霜台城跡～     クマ太郎岩～分岐～三村境～若穂太郎山996.9m～三村境～     甑岩(こしきいわ)～だるま岩～田子峰～功霊殿(こうれいでん)～天王山口着 ■天王山口～メダカ池～春山口・金比羅～鉄塔口～       小出の堤(溜池)～長田神社～南展望史跡口～前山城跡～弾正岩   朝は曇り空で次第に晴れてくるというので、自宅(外気温・3度)を出発して若穂の天王山登山口駐車場に7時45分に着いた。登山口付近は山の尾根の日陰となっていて寒々しい駐車場で着替えてから8時頃に出発した。天王山登山口の右側の細い歩道へと車道をテクテク歩いて南展望史跡登山口へと向かった。                 登山者駐車場                 天王山登山口                                                          歩道へ 今日は寒いかなと思って長袖の下着を着込んできた、歩いているうちに汗が体中に感じるようになった 素手で歩いたら少し悴んできたので手袋をはめてポッケに手を入れて歩いたら手はポカポカしてきた     「天よりぞ 史跡コースへと 秋の風」               山際には大きな石があちらこちらにある、南側に意外と奇岩が沢山点在していた              舗装された歩道を歩き広々とした所に出て、その先にメダカ観察学習池があった 木道が新しく造られたばかりであった、私も気分よく歩いてみた *若穂太郎山春山登山口・金比羅宮入り口   上信越自動車道の下を潜って直ぐ左側(車道をはさんで右側には舗装された駐車場がある)に春山登山口があった 春山登山口から若穂太郎山へ3355m  金比羅宮へと登って行った               鳥居を潜って登って振り返れば上信越自動車道が見えていた、木々が少々うるさく景色はイマイチなのかな 紅葉はイマイチな色であったが、それなりに楽しめる雰囲気が醸しだされていた 枯れ葉が絨毯のようになって歩道を美しくさせている 金比羅宮、ここまで登って春山登山口へと引き返した 岩の斜面に垂直に建てて下から見上げれば威圧感を与えるようで圧巻華麗なのかな 「金比羅に 舞い散る宮の 里の神」 「心頭に 滅却に礼 金比羅宮」           「金比羅宮 礼に霊きて 潔斎かな」     *綿内長尾崎金比羅大権現   創建は不詳であるが、江戸時代から 古谷・田中・春山区が厳しい取極めのもと行事を司ってきている。当時は石境と懸崖上の大きな御社に安置されていたが、明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動で取り壊されたと推定され、祠だけになっていたものを金比羅宮として再建し奉納した。雨乞いや豊作に霊験あらたかで信仰の厚い神仏である。・・・平成二十八年十月  保科川綿内水利組合 鉄塔NO2へ  送電線巡視路入り口、登山道としても使える 小出の堤(溜池) この堤は正保3年(1658)に構築された田用水の溜池です。                                                              所ノ脇山を映す静かな佇まいは、川田八景に詩たわれた風光明媚な名称地として親しまれています *長田神社(悠久の社・寛治三年創建[1089])   長田神社(旧、長田御神明宮) 境内         ・・・・・羽生さんが何故訪ねて来られたのか分からないが・・・・・ 長田神社に飾られていた・・・・・・・・・・・・        啓神生活の綱領 一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、        明き清きまことを以て        祭祀にいそしむこと 一、世のため人のために奉仕し、       神のみこともちとして       世をつくり固め成すこと 一、大御心をいただきて、       むつび和らぎ、       国の隆昌と世界の共存共栄とを       いのること *御由緒   本社は信濃七御厨神明宮の一つにして、寛治三年建立になる伊勢外宮領の御厨たり。本社即ち長田御厨神明宮は保科郷五ケ村（東川田村、小出村、町川田村、保科村、赤野田村）と牛島村の総社にして、代々の国司の免役ありしこと古書に見えたり。　延文五年二三六〇）神風抄貢進(しんぼうしょこうしん)の書に「信濃国長田御厨二八〇町上分四丈布二百反、神馬二匹、雑用布百反」と見え御厨の領域又隆盛歴然たり。由来五ケ村の氏神として崇敬来たりしが戦国期甲越両軍の兵火に罹(かか)り古記一切を焼失し社伝許かならず、惜しむべし、また社殿ことごせく荒廃したりしが、宝永七年に至りこれを再建す、   棟札に明らかなり、松代藩主また社領を寄せて尊崇厚く天保六年（一八三五）特に禁札を掲げ境内を取り締まりたり。明治六年村社に列し同十一年、神明宮を長田神社と改称同四十一年、村社小出神社、弥栄社、天神社、四阿山社、保食社、若宮八幡社を合併し大正七年郷社に昇進し今日に至る。猶惜しむらくは雨降り踊り、虫送り、形代(かたしろ)流し、風祭り、御射山(みさやま)祭、二十三夜くじなど失われたる奇祭、行事また多し。これ古来より御神徳の盛んなる所以を今日に留むなり、境内坪数一万四千九百二十一坪を有す。（明治六年調） *徳神御     氏子繁栄、五穀豊穣、家内安全、交通安全、学問成就、子育祈願、 *御祭神  *御神宝   天照皇大神 豊受姫大神 建御名方命 建速素豊嶋男命 菅原道真公 大鶴鶉命 倉稲魂命 弥都波能売命 馨田別命 大気津姫命 大山砥命 火産巣比命 市杵島姫命 伊勢内宮 伊勢外宮 諏訪神 疫病除けの神 学間の神 徳神 保食神 水神 武神 養蚕の神 山神 火神 弁天神、水配神 金弊 御神鏡 太　刀 宝永年中棟札 一面 一振 一枚               稲荷社(穀の神、商売繁盛、厄除けの神)                                                          拝殿                        落ち葉が絨毯のようになっていて境内を綺麗に見せてくれていた *若穂太郎山南展望・史跡コース入り口 史跡コース登山口、やっとここから登山らしく9時30分頃に登って行った 好天に恵まれて陽気も暖かくななって気分爽快に登って行けるのかなと・・・・・ 「史跡へと 秋の葉歩く 太郎かな」   史跡コース～若穂太郎山へ ３．２km、土留めの間をすくし歩き左へ駆け上って山道となっていった                    目印となる見事な大木                                                                   若穂太郎山へ3080m 殆ど真っ直ぐな道を歩きここから左へ曲がった、斜面を20mほど歩き尾根へと   若穂太郎山へ 3020m                                                                  登山道風景 尾根となって、あと3020mの表示に・・・・・・緩やかな尾根をテクテクと登って行った 鬱蒼とした林の中で面影も感じられないような前の山、砦跡 景色抜群の平らな大石の弾正岩 保科弾正氏がいつも岩棚から眼下を睥睨していたのだろうか、そして弾正岩と呼ばれたのかな 「弾正岩 古の葉舞い散る 里の山」 弾正岩からの景色、中央右遠くの山は、保基谷岳1529m 左奥は熊窪山1254m・その奥の右は石戸山1486m 弾正岩からの景色<正面の山は地元ではなんと呼ばれているのだろうか 登山意欲をささる尾根である、その尾根の奥には堀切山1157mがある 「弾正を 供養の岩に 秋景色」 ＊弾正岩   弾正岩は霜台城の見晴台か、畳10枚位は敷かれる巨岩で保科弾正忠正利の名をとって弾正岩と言われている。岩に立てば保科扇状地全域を始め、保科大笹道を眺望することができる。保科大笹道は江戸時代から明治時代まで中馬（馬稼ぎの人達の同業者組合）の道として庶民に利用された。現在の県道菅平線は明治10年に開設された新道である。