2007-10-24-2
手前は鏡池・中央の峰は、八方睨 |
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霜雪を待っていた鏡池
晩秋から戸隠連山に初雪となり
裾の鏡池にも霜雪がやってきた
池面からの見つめに感嘆し
寒さゆえに峰の美しさに悶えている
寒さからの窮地に耐えて白き花を描き
誰もいない鏡池の無情な寒さの聖地で
時の寒いページを開くことを誰が知ろう
ひっそりと鏡池の池畔に立ちすくみ
私の１ページに峰の白き壮麗が焼きつく
私の２ページに辛き厳寒が沁みこむ
私の３ページには白彩の故郷と記憶されし
時から朝の光で地表は温められ
地面の霜たちは私を見つめながら
空へと舞い上がっていった
何を言いたかったのだ
寒さから温かくなる様へ
黙って舞い上がるがいい
寒雲となり辺りを白く輝かせろ
そこには白く輝く戸隠連山が聳え
連れ添う鏡池が白き波を受け止めてくれる
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