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臥竜の里 詩歌の森NO-07


2009-11-05


我が家の北西側の通路庭、グラジオラスが咲いている
                                                      撮影2009-07-28


義に真の付き合いを


私は家族を守るために
新しい家を建てるために
付き合いに無駄金を惜しんだ
働いたお金は旅に出した
旅から帰ったお金を連れて
災害の少ない土地を買った
地震に強い新しい家を建てた
あれから二年半もたったが
息子夫婦にも迷惑をかけず
家族と快適に暮らしている
老いつつ年金の花を頂く
夫婦二人だけの暮らしだけど

快適だね・・・
余裕だね・・・



ある彼の家は地震に弱い
頭デッカチな屋根の家
石の基礎にのっている
地震で突き上げられたら
家族を不幸に陥れる古い家
知る人も少ない約九十年も昔の
二代~三代昔に建てられた家
田んぼ 畑 山林も相続している
大会社を定年退職している



私は堪り兼ねて言ってしまった
「家を建て替えたらどうですか」
「付き合いが多いから」
「付き合いにお金がかかる」
家を建て替える金が無い
だが彼は過去に古い家を
三~四度もリフォームした



付き合い好きな彼の人生
家族の付き合い
親戚の付き合い
友人の付き合い
区町の付き合い
集会の付き合い
組織の付き合い
選挙の付き合い
イベントの付き合い
冠婚葬祭の付き合い
など諸々の付き合い



その付き合いに
惜しみもなく金を使う
役をご機嫌よく受ける
大事な時間を浪費する
古い家で宴会を行ってくれる
高価な酒を飲ましてくれる
美味しい肴を出してくれる
送り迎えの手配もしてくれる

お土産も持たせてくれる


羽振りの良さを示せば
褒めたたえてくれる
頼りにしてくれる
嬉しいね・・・
楽しいね・・・
やめられないね・・・



大事な付き合いだから
泣き言や愚痴をこぼさず
率先で金を出資してくれた
あの人は良い人だった
あの世まで名誉が伝わる

評判が良いね・・・
名誉ものかな・・・

褒章ものかな・・・





飲んで暴れた怪我をした
飲酒運転で問題を起こした

地震で家が倒れた
古い家で他人が不幸になった
古い家で家族も不幸になったら
アホか・・・
愚かな・・・







家族を守る安全な家より
付き合いに金を使った
リフォームに金を使った
そんなに大事だったのか
アホか・・・
愚かな・・・



付き合いでお酒を飲む
食べては梯子酒に
メタボが追いかけた
医者通いにボロボロ
金は底をつき路頭に迷う
悪口の噂は巷に流れる
アホか・・・
愚かな・・・



ある彼の古い家では
息子が頑張って働く
家が古くボロボロだと
家族との付き合いを大切にし
新しい家に建て替えると
毎日元気に働き続けている
家族の妻がサラ金に染めた
8年後に家族が気がついた
夫の貯金も全て使われていた
親から頂いた土地も古い家も
全ての財産を無く してしまった
アホか・・・
愚かな・・・



家族の意志統一がバラバラ
たった一人のつまらない事に
無駄づかいをしてしまった
家族との楽しい付き合い
家族との素晴らしい人生
並大抵では戻って来ない
堪えるか・・・・・・
堪えられるか・・・
別に暮らそう・・・
別れようか・・・・










義に真の付き合いとは
自分とかかりあい続けて
付き合った人達が
現在から未来へ  
お互いに富裕で幸せになり
家族の健康を維持しつつ
安全で明るく楽しい家に住む
付き合えば付き合うほど
明日への幸福な味が伝わる




あの人と付き合って良かった
あの家族と付き合って良かった
我が家の家族と     
付き合って良かった
いろいろな知識を   
身に付けてくれた   
いろいろとアドバイスしてくれた
困りごと悩みごと解決してくれた
孫の代まで豊かに暮らしている
これからも付き合い続けたい




義理 人情 無理に左右すれず
中庸に長く付き合い語り合う
お互いの家庭に花が咲く
平和で豊かさの輪を登り続ける
代々に付き合いが伝承される
そんな平凡な付き合いが
義の誠の付き合いなり



★役員貧乏・付き合い貧乏から卒業しよう
チェンジ

付き合い上手になろう


人に応じて付き合う
                       ・・・服神院









2009-11-06
 09年8月30日に草津温泉のある所で出会ったゴツゴツした小さな名石(盆石)、この名石を何度も近づいて鑑賞した。見飽きることなく引き込まれそうな神秘を感じたので、我が家に連れてきた。



                            


     草津の名石よ
    眠りから我が家へ



     万年も地中に静かに眠っていたのか
     硫黄の香りを漂わせて私と出会った

   以前に来たときは出会わなかったが
   私という人間がまた訪ねて来ることを予期し
   大雨の土砂の流れに乗って地上に現れた
   観光客に誘われることなく私を待っていたのか
   斜めに倒れて寂しげな顔をして私を迎えた
   ゴツゴツした小さな可愛い草津名石の神詩歌

     さあ- 草津名石よ私の家へ行こう・・・・・
     石にとりつく神霊も私と行こう・・・・・
     そこには名石の友が待っている
     各々の名石の神霊と仲良くなれる
     見つめてくれる家族がいる
     訪ねて褒めたたえる仲間がいる

   優しく降る雨に雪のけむり
   降り注いで大切にする草津名石
   万年億年 私が生きる限り安泰だ
   もう彷徨うこともなく居すわれる
   名石たちと仲良く無言で語ろう
   草津名石と親しく語れば私も神霊かな








2009-11-12
  10月になって17日間の山旅から帰って、息子が結婚して、早一ケ月半が過ぎた。秋も深まり我が家の[水掘れ・帰り船石]にも薄く氷が張った。旧宅へ行ってキュウーイフルーツに柿を取って藪のように伸びた敷地の草を簡単に取った。臥竜公園の秋の写真を撮ってから今年最後の山旅に出かける予定である。そんな数ケ月の思いを詩に託して過ごしてみた。




婚の華は過ぎ去りて

里で好天に雨を待ち
降れば好天を仰ぐ
些細な出来事に暮れ
日々に時は過ぎ行く

思えば息子の結婚から
はや一ケ月半がたつ
紅葉の葉も舞って
里の風景は寂しさを増す
日々の華は暫時の如し




我れ人生の行路に
月日に忘れ難し
    
                  ・・・服神院




我が酒は言葉の香へ

誘惑から逃れ四季にゆく
今年の月日に酒を忘れる

一杯の水に時を過ごす
人生の意は健康へ
歩く心身に長生きの道へ
古時の日を照らし
酌み交わす言葉の香
新宅にゆとりを求める

あれから今だに酒を
欲しがらんと鉄心と成る




四季を送るに唯(た)だ酒あり   
だが酒を楽しむは病を誘うなり

                                ・・・服神院




  新宅に過ごしていると、ふと時々思い出す息子夫婦の日々の生活はと・・・・・。息子が独り身の時は気楽な気持ちで里で過ごしていたが、いざ結婚したとなるとソワソワする親馬鹿なのかもしれないが、月日に時が過ぎると平常に戻りつつあるようだ。








臥竜公園の菊花展





家に賢妻(けんさい)あれば                   
丈夫(じょうふ)は横事(おうじ)に遭(あ)わず
                                  ・・・通俗篇・倫常


我が子を養いて           
まさに父母の恩を知る

                         ・・・明心


家族は先祖相伝の家族なり
                               ・・・服神院










里に清爽が漂う

山旅から家に帰りても
里には美しい野山在り
四季を通じて散策に励む
住み馴れてきた町の家々
各庭に咲き誇る花々
歩く心身に清爽を誘う









一家に幸せ栄えれば   
  世間に妬む百家在り

                        ・・・服神院


他人の夫婦を以て
生活に活用すべし

                ・・・服神院






我が家のキュウーイフルーツ
たわわになっている[旧宅]






を以て計を為(おさ)
家事を以て電水火を為め
仕事を以て資産を為め
夫婦を以て月日を為む

          ・・・服神院[牧民引用]


家に在(あ)れば貧乏も亦(ま)た良し
                                    ・・・長安秋夕詩









山ハハコの花





結婚して一家を構えるに
時世を識(し)るを要する

                        ・・・服神院


結婚して噂の風雨多し
                       ・・・服神院




                                 人を論ずるに親子まで及ぼさず・・・服神院




我が家の織部灯籠と伸び盛りの棚に巻きつくフウセンカズラと朝顔
                                                                     撮影:2009-07-28