◆7、青山への道のり
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生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ
ただ、生きていく態度が重要なのだ・・・稲垣足穂
人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます
孤独は人間の本性なのです、だからこそ、人は他の人を求め、
愛し、肌であたため合いたいのです・・・瀬戸内寂聴 |
◆名言を読んでも死するのである
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最後の一歩をどう踏み出すか
・・・新井満「なぜ生まれてきたのか？」『子どもにおくる般若心経』134
足元にうずくまる"死〞を眺めながら、私はしみじみ考えました。（つまり、限りがあるということだな…)〝生〞という旅には〞死〞というゴールがあるということだな…。手を伸ばせば届きそうなくらいすぐそこに、ゴールはあったのだ。（だが、待てよ…）私はなおも考えました。たしかにゴールはすぐそこにあるが、ゴールインしているわけではない。まだ死んではいないのだ。（まだ自分は、生きているよな…）もしそうであるならば、自分の〝いのち〞に残された最後の一歩を、どう踏み出せばよいのか、そのことだけを一所懸命考えながら生きてゆけばよいわけだ…。
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人は、いつ死ぬと思います・・・？
心臓を銃で撃ち抜かれた時ですか・・・・・・違う。
不治の病に犯された時ですか・・・・・・違う。
猛毒キノコのスープを飲んだ時ですか・・・違う！！！
・・・人に、忘れられた時なのです・・・！！！・・・Dr.ヒルルク
別れの辛さに馴れることは決してありません
幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです
それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません
それが人間なのです・・・瀬戸内寂聴
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"死〞を考えることは…
・・・新井満「なぜ生まれてきたのか？」『子どもにおくる般若心経』137
十九歳の私は、死にかけた体験から逆算して、いかに生きるかを考えるようになりました。"死〞を考えることは、"生〞を考えることだったのです。
なぜか腰の低い人に、幸せな老後が訪れる
・・・和田秀樹「幸せに老いたい人の心理学」078
私がいいたいのは、現在の実力や評価がどうであれ、ていねいな人間になって損はないということです。まだ20代、30代のころでしたら、勢いもあるし怖いもの知らずです。自分の能力に自信をもつ人ほど、同世代を見下したり、目上の人間に対しても虚勢を張ったりぶつかったりします。それはそれで、誰にでもありがちなことなのです。けれども40代、50代になったら、もうそんな強がりは無用になります。力のある人はその力を十分に認められているはずですし、部下や後輩といった自分よりキャリアの浅い人間も周囲に増えてきます。
強がる理由はどこにもないはずなのです。そういった世代的な利点を活かしてください。周囲にていねいに、腰を低くして接するのは決してむずかしいことではありません。そして40代、50代のうちにそんな習慣を身につけることができれば、定年を迎えたり仕事の一線から退いたあとでも、身のまわりに穏やかな人間関係をつくることができます。幸せな老いが訪れるということです。それだけではありません。まだたっぷりと残されている職場での年月が、精神的にずいぶん楽になります。周囲の人間関係に刺々しさがなくなるからです。
自分に対して丁寧に接してもらえば、人は誰でもその人に協力しょうという気になります。「Aさんにはいつも気を遣ってもらっているから、これぐらいの譲歩はしてあげよう」とか、「あの穏やかな課長の頼みだもの、せいぜい応えてあげなくちゃ」といった気持ちになりやすいのです。もちろんそのためには、キャリアに見合った実力も大事です。でもそれは、この厳しい時代にほとんどの40代、50代のサラリーマンはクリアしているでしょう。むしろ、実力はあっても部下やチームを率いる技術に悩む上司が多いはずなのです。
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死だけが唯一の本当の締め切りである
生きている限り、学ぶべき事がまだある・・・エレン・スー・スターン
君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、
弱いなりに死ぬまでやるのである・・・夏目漱石
希望を持たずに生きることは、死ぬことに等しい・・・ドストエフスキー
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幸せな老年期を過ごすためには
◆幸せな老年期を過ごす3つの考え方
・・・渋谷昌三「今日から使える心理学」
長寿大国の日本では、65歳以上の老年期をどう生きるかが非常に重要になっています。幸せな老いを目指すことをサクセスフル・エイジンクといい、活動理論、離脱理論、連続性理論の3つの考え方があります。活動理論は定年後もこれまでと同じように活動することで、幸せな老後を目指すというもの。離脱理論は社会活動からは身を引き、自分のための時間を重視して過ごすことで、幸せになれるという考え方。連続性理論は社会環境や体の変化にゆだねるのではなく、これまでの人生で確立した欲求に沿って環魔をー選択することが老後の幸せにつながるという考え方です。さらに、社会の中で生産的に生きることが老後の幸せにつながると考える、プロダクデイブ・エイジンクも最近は奨励されています。つまり、老後をどう過ごせば幸せと感じるかは一人ひとり異なり、その人らしい老後の生活を選択することが重要なんですね。 |
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死はすぐそこに
・・・新井満「なぜ生まれてきたのか？」『死の授業』130
地震の恐怖からきた病気体験によって、十九歳の私は何度となく死にかけました。そしてある朝、突然わかったのです。眼前にたちこめていた霧がさあっと晴れて、それまで隠れていた前方がくっきりと見通せたのです。（自分の前方には、いったい何が待ちかまえているのか…？）それは、
〝死〞
でした。しかも〝死〞は、遥か彼方にあるのではなく、すぐそこにいました。私の足元からわずか一歩のところに、黒い穴をあけてうずくまっていたのです。
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◆老いて元気に生活していても、いずれは迎えがくるのだ、だから何だってんだ！
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いったん志を抱けば、この志にむかって事が
進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない
たとえその目的が成就できなくても、
その目的への道中で死ぬべきだ・・・坂本龍馬
死というものは、必ず、いつか、みんなにやって来るもの
でも、今をどのように生きて行くか、何をしたいか、
生きることに本当に真剣になれば、
死ぬことなんて怖くなくなるもんです・・・瀬戸内寂聴
率先して死のうとする男を見つけ出すのは、
忍耐をもって苦痛に耐えようとしている男を
発見するより容易である・・・ユリウス・カエサル |
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